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2008年2月25日 (月)

御前埼灯台 2008/2/22

 080222_omaezakibun暖かいので「燕」で沖に出ようかと思ったが、数日前、知り合いに不幸があり殺生をするのに気が引けた。そこで「すいか」さんの運転で御前崎までドライブとした。080222omaezaki_1965 30数年ぶりに岬上の灯台まで上がった。080222omaezaki
 今では岬の海岸を巡る道が出来て景色が良く車を走らせるのには良い場所で此方が主流になってはいるが私が小中学生の頃までは、この道は無く一面の岩場で灯台脇の遊歩道の石段を降りて磯遊びをした。灯台を回って浜岡方面に行くと駐車スペースがあり、夜に灯台の光と月が出て入れは最高のロケーイションなのだが写真的には、月と灯台の角度が悪い。また岬は4,5mの西寄りの風が多く吹くためか、ウインドサーフィンの大会がよく開かれている。
  御前埼灯台は、全国でも数少ない参観灯台で参観寄付金200円(子供・無料)で内部の見学ができる。螺旋階段を上り、見張り台に立つと駿河湾から遠州灘に掛けて180度以上を見渡せる逆に沖から見れば、080222omaezaki_03その全てから灯りが見えることになる。海技免許を持っている者にとって、ただ見晴らしが良いだけでは無くて、灯台の在り様と重要性を肌身で実感でき、貴重な体験ができる。

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2008年2月22日 (金)

生気象学(せいきしょうがく)

 猫が前足で顔を拭ったり、燕が低く飛ぶ時は雨が降るとよく云われる。子供のころに飼っていた犬は、青空の日でも天を見上げて鼻を突き上げて「クンクン」と臭いを 嗅ぐ仕草をし始めると、可也の確立で雨が降り出す。夏休みの散歩の時は、愛犬がこの動作をし始めると大急ぎで家に帰ったものだった。天然パーマの子が髪が纏まらずに困っていたり、人の身体も例外なく天候に左右されている。私の伯母は良く、雨が降る前に必ず頭痛がするようで「私の身体は天気予報より、良く当たる」と言っていた。実際に高齢者や慢性疾患の持つ人に気象状況と体調の変化を訴える人が多くいる。
カテーテル治療の恩恵に与った私は、医療メーカーの「テルモhttp://www.terumo.co.jp/」内にあるプレスリリースを読ませてもらう機会が多い。病気以前は感じることの無かったが、病後は気象環境の適応範囲が狭くなったことを感じている私は、その中に2004年10月21日・「健康と気候に関するアンケート」調査結果http://www.terumo.co.jp/press/2004/023.html
『2004.10.21
「健康と気候に関するアンケート」調査結果
73%の人が天候の体調への影響を経験。
心臓病を持つ人の3人に1人は、 天候が悪くなると胸の締め付けを感じている。』
なる記事を読み、私だけではなく、多くの人達が感じていることを知った。
そして読み進んで行くうちに「生気象学」なる単語が目に止まった。
 真夏には行動的だったのに、秋が深まり枯葉が落ちるころになると、感傷的になったり、物事を考えるのには、晴れの日よりも雨降りの日の方が集中ができる。現代人の私達がそうであるように有史以前から人は、体調の変化を感じてしたはずだ。「人間は考える葦である」とパスカル?の言葉どおり、紀元前の医者のヒポテラクスが、天候や自然と体調の変化を関連付けを行った。それが、長い年月掛けて生気象学という学問にまで発展し、人間だけではなく他の動植物や環境にまで細分かしている。
人の体調については、日々変化する天候による頭痛や節々の痛みなどの気象病と、生活環境が整っている日本では季節感が薄らいで大まかではあるが、春の杉・檜の花粉症・夏のビブリオなどの食中毒・冬のインフルエンザなどの季節病の二つに分れている。その中で私が気に掛かることは、温度差と循環器系の関係で、中高年の男性や閉経後の女性は、動脈硬化などのにより血管に狭窄部分があると心筋梗塞や脳梗塞の危険が増す。冬の寒い日に暖かくなっている飲食店などから、いきなり外に出た時など、外気の冷たさに身を縮めることがある。その時に体内の血管も同様に収縮をして、梗塞の条件が揃う。店を で出から上着を着込むのではなく店内で着て、北極などの極寒をイメージしてから外に出ると幾分違うらしい。
 生気象学に興味をひく物がある。それは、関東より西の大平洋岸に限定されているようだが、風邪と「七五三の法則」というものだ。まず「七」は、一日当たりの平均気温が「7」度以下。「五」は、平均気温が前日よりも「5」度下がる。「三」は、湿度が30パーセントを切っている時。風邪引き患者と気象を関連付けて統計的に出された法則なので分かりやすい。様はインフルエンザなどのヴィールスが活性し易い環境で感染に注意しようと言うことになる。科学的な根拠を考えると希薄であるが、統計的な事実があると信憑性が増す。何時の日にか科学的に解明される日が来るだろう。

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2008年2月10日 (日)

清水発-20 初詣 08/02/08

 去年の暮れから急に気温が下がり、平均気温が10度以下になると船上で小さな子供のように身体が固まってしまう、超寒がりな「すいか」さんと軟弱になってしまった「さるかん」には、この数ヶ月はオフになってしまう。1ヶ月以上そのままにしておいたので、バッテリー点検とグリスアップを兼ねて「燕」降ろし、御神木の羽衣の松まで年始の御参りに行きました。

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風裏なのか、穏やかな内海。

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御穂神社は沖からの参拝が絵になる。

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2008年2月 1日 (金)

g・グラムとmg・ミリグラム

 色々な職場に行ってみると、使われる重さの単位の違いを耳にする。食品や食材は、出荷場や小売店ではトン・tやキロ・kを良く使う。人は意識をしていないと、1回の食事で汁を除いて1kg以上を摂ることは難しいために、家庭の料理時に使う単位は殆をどグラム・gを使う。口にする物で一番小さな単位を多く扱う者は薬剤師の世界ではないだろうか。
 栄養素にも、ビタミンやミネラルのように微量で生物の代謝に関係する物がある。自然界の生物も、微量で作用するために、固体に含まれる割合も少なくなる。古来、人も生物である以上、色々な食材をバランスよく摂取していれば大きな問題はなく生きていけるはずだった。しかし、現代を生きる私たちには文明の進歩と共に、様々なストレスが掛かってきているために、体内のバランスを取り難くなってきている。その一つとして、生活習慣病(旧成人病)・ガン・老化などの原因物質と言われているスパーオキシド・・や活性酸素、フリーラジカルなどは、元々食材に含まれる抗酸化物質のビタミンCやEなどにより抑えられていたのだが、バランスの不均衡から現代人の体内に増えつつある。それを食材から補うようにすると大変な量になってしまう。そこで食材から必要になる物質だけを抽出したサプリメントなどに頼る。
 食品を扱う上では、g単位で行うことが、栄養補助食品などはmg単位で扱われる。パッケージにmg単位で表示をされていると、薬のイメージが強くて効能を期待してしまうが、食品なのである。よって目安は書いてはあるが処方はない。薬品のようにmgで扱われていることから微量で人体に影響を与える物質であることが分かる。
 食品はグラム・gでと考える私には、ミリグラム・mgは、千分の一の世界である、見方を変えると人体にとって千倍の影響力を持った物質の世界でもある。人の致死量を使えば、人も病原も死ぬ毒薬でも、適量では病原までが死に、人が死ななければ良薬になる。突飛な話になってしまうが、醤油も1リットル飲み干せば、中に含まれる塩分により死んでしまう確立が高い。死ぬ気であれば別だが誤飲することはない。しかしこれが千倍の力があったら、小さじ1パイの醤油で死んでしまい、大いに誤飲も考えられ食品世界では猛毒で扱いはしないだろう。薬品世界では、その様な物を扱う。そして、それを取り扱う者は、食品取扱者の千倍の注意力を持って扱っているのだろう。そして食品群の中に、私の考えるところのmg扱いのサプリメントがある。私的には、法の枷が付いてないため簡単に手に入ることは大歓迎なのだが、精製された力のある物質であることを忘れてはならない。

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