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2007年12月11日 (火)

L型・D型

L-○○、D-○○などパッケージの裏の成分や原料名に書かれていることがある。科学力を使ってアミノ酸を作くると鏡に面した自分が右手を上げると鏡の中の自分は左手を上げている、其の光景を第三者が見ていると一見全く同じ人に見えるが、重ね合わせることが出来ないように、似て非なる物ができる。もう一つ考えると、自分の両手を合わせて、それを開いて手のひらを見てみると、親指・人差し指や関節などの部位と数を数えると全く同じで、尚且つ構成されている成分も等しいく、全く同じ物なのだ。しかし、少し遠のいて見てみると、両親指は外側に、小指は、内側にと、そっくり並びが違うのだ。並ぶ方向を合わせると、手の平と甲になってしまう。また、急須の横手を右手と左手で湯のみに注いだ時に不便さ歴然としている。普通、急須は右利き用に作ってあることが分かる。左利き用の急須と右利き用の物を注ぎ口を手前して横手を内側にしてシンメトリーに並べてみると、左右の利き手の区別がつかなくなってしまう。まるで、メビウスの輪のようだ。
 そして、それぞれをL型・D型として異性体と呼んでいる。たとえば「味の素」はL-グルタミン酸ナトリウムが主成分になっている。実際にL型・D型のグルタミン酸ナトリウムの味を比べるとL型は当然だが美味しい、しかしD型は苦味を感じた。アスコルビン酸・別名ビタミンCもL型・D型があるがL-アスコルビン酸だけをそのように呼んでいる。
 たんぱく質の構成成分のアミノ酸は自然界ではL型しか存在せず、当然のことだが人の身体を構成している20種類のアミノ酸の内グリシン以外は全てL型であると教わったが、このごろではD型アミノ酸を持った細菌がいたり、人の目や脳にもD型の遊離アミノ酸があることが分かった。そしてL型をD型アミノ酸に変えてしまう酵素があったりD型を分解する酵素まであるそうだ。またデンプン質・炭水化物などの糖質もL型・D型が存在するが、ブドウ糖などの単糖類はD型になっている。このように生物は異性体のどちらか一方に片寄っている。
 右利きと左利きの人に果実を剥いてもらうと皮の渦巻き模様が逆になるように、DNAの螺旋構造がL型・D型に影響を受けているとしたら、D型の蛋白質が遺伝されて行くだろう。昔、太陽を挟んで同じ時を刻む、二つの地球が存在していた。ただ一つ違うのは鏡のようにお互いの世界が左右逆転していると言うSFがあった。そのようなことを考えているとミステリー小説の一つや二つは書けそうだ。
 何故に生命はL型アミノ酸を選んだのだろうか。光に弱いD型ので太古の地球ではL型の方が若干多かっただけなのだろうか。まだまだ
解明されていないことが多いので、自由な発想で創造できる余地が沢山残っていて眠りに着く一時が楽しい。

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