« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月30日 (水)

カンテラ

現在では、夜に照らす物は懐中電灯が当たり前だが、昭和40年ごろは、まだカーバイドのカンテラが使われていた。
当時は、祭りの縁日や露店では、電燈が主流に成りつつあったが、屋台などはまだまだ、カーバイドランプが使われていて噴出ガスの音と炎の色が独特の雰囲気があった。
カンテラは2段構造になっていて、下部に缶から取り出したカーバイドを入れパッキンをして上部と蝶ネジで締め付けて固定をする。
Kkatera上部に水を入れ給水口にあるツマミを回すことによりネジが緩み水が下部に落ち始めるとカーバイドと反応してアセチレンガスがYの字になっている火口より「シュー」とした音を出し発生する。火をつけると左右のノズルから出る炎が当たり更に大きな炎になり、より一層に明るさを増し、光度も高く40~60ワット位はあったのではないかと思う。但し、炎は高温なので長時間、光度を上げていると火口が長持ちしない。
 カーバイドは粘土の固まりを砕いた様な物で手に摂ると粉っぽくて、ドブの臭いがした。コレは硫化水素の臭いなのだが、それを知ったのは中学生の時に遠足で箱根の大涌谷に行った際にカーバイドの臭いがする。子供心に「ここでカーバイドを掘り出しているんだ」と思ったものだ。
 夏の夜、家からカンテラを持ち出し、近所の悪ガキが集まり探検に出かけた。神社の境内・工場の跡地・材木置き場・防空壕など、日中、遊んでいる場所に、現在よりずっと暗い夜に行くと視界は光が届く範囲だけで、まるで別世界にいるようだった。ノズルの部分が小さな焼き物で、作られていて少しの衝撃でも割れてしまい、よく親父に叱られたものだ。
親父の夜釣りは、目が利く内に釣り座と準備を全て済ませるために、何時も夕方から始まる。浜で流れ着いた手ごろな枝などを3本拾い、短めの縄で括り3脚を作り浜に立てカンテラを吊るした。ある時に従兄弟が懐中電灯を持ってきた。サーチライトのような集光力で50mほど離れた場所まで光が届く、あの驚きは今でも、ハッキリと覚えている。
 日が落ちてカンテラを着火すると、懐中電灯と違い、広範囲を照らし釣り座を包んでくれる。そして時折、親父がカンテラを手に取りタバコに火を点ける仕草が妙に絵になっていて、大人への憧れを感じたものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年5月22日 (火)

清水発-04・07年05月21日(月)

晴れ後曇り・日照-07.2時間・温度14.5-21.6℃・12時-湿度51%・気圧1015.0hPa。070521_1
清水・12時・有義波-0.31m・周期-5.6秒・波向-ENE
日の出/日の入り  4:39 / 18:47
干潮時(潮位) 2:06(99) / 14:31(14)
満潮時(潮位) 7:08(136) / 21:53(134)070521_choka
潮     中潮 ・ 水温 19度
濁り 笹濁り
風向 北東-後-南の風-やや強し
潮流 清水方向
場所 興津川西
釣行 11時~13時 流し釣り
釣果 鱚・23尾
 朝、起きて外を見ると風が無く、青空とヒンヤリとした空気が高気圧に覆われていることが分かる。しかし、前日との温度差の影響なのか、8時頃に東寄りの強い風が吹き、窓から見える電線が揺れた。半ば諦めて、三保の真崎まで見に行くと、ウサギがチラホラ飛んでいた。暫く沖を眺めていると風が治まってきたので「燕」を降ろすことにした。070521_okisugawa_nisiしかし遥か北の空にスジ雲が出ていたので駒越沖は諦め、直ぐに港に逃げ込めるように興津川の西での鱚釣りにした。070521_okisugawa_nisi_oki_no_meyasu_1去年はこの場所での釣果は良くなかったが、今年は鱚が濃いと云われているので様子を身がてら、健康ランド前から港向きの風と潮に乗り流し始めた。 当たりは頻繁にあり、去年が嘘のよう。しかし、針掛かりしてくる物は殆どピン鱚だった。食いは立っているので針を7号から8号に変えて大き目の物に的を絞ったが、乱獲状態になってしまうので、短時間ではあるがここで沖上がり。釣果は十分で、リリース分を除き23cmを頭に2人で23尾・でんでん(メ鯒)4尾。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2007年5月19日 (土)

トランス脂肪酸

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』・トランス脂肪酸
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%84%82%E8%82%AA%E9%85%B8
 嘗て飽和脂肪酸は成人病の原因の一つとされて水生動物を除く動物由来の脂質を避け、植物由来の物を摂るのが良いとされ、つい最近までバターよりマーガリンをラードやヘットよりショートニングを勧めた。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』・ショートニング (shortening)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0
実際、ショートニングを使って調理をしてみると、原料が精製された油で作られているために、癖がなく、使用食材の風味を損なうことがなく、出来上がった食品は、抜群の食感で、工業的にも利用価値が高く、どんな食材にも馴染んでしまう感じがした。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』・ファットスプレッド(fat spread)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
しかし今日の海外に目を向けるとトランス型脂肪酸についての危険性が報じられている。植物油などの液体油をバターやラードなどの固体になりやすい物にするために、水素を添加して飽和化を図り、安価で食べやすい代替食品を作り出した。しかし、その作業のためにシス型がトランス型に変わってしまった。
 トランス型脂肪酸は、動脈硬化よる脳梗塞や虚血性心疾患・心筋梗塞などを引き起こす悪玉のコレステロールを増やし、善玉を減らすと云われている。そして特発性慢性型の腸炎のクーロン病、アレルギー性やアトピー性の炎症にも関係しているとも云われている。体内における利用価値も非常に低く、代謝の際にもシス型よりもビタミンやミネラル等を多く消費してまうことから、数々の国で規制の対象なっている。これを考えると飽和脂肪酸の危険性と同じで、植物油などの不飽和を人工的に飽和脂肪酸に変えただけのように思えるが、それとも自然界の飽和脂肪酸とは危険度がちがのか。
 日本では、欧米諸国との食生活の違いから飽和脂肪酸の量が規制している国々に比べて少ないことから規制をしていない。確かに、純和風料理を見ると飽和脂肪酸の量は極端に少ない。今日の食を見回すと、若人達の洋食化がどんどん進んでいる中、消費者の声を聞き入れマーガリンについては、低減化が進められている。思惑はどうあれ国が規制をする前に低減を進めていることは、評価したい。今後は、早々に国が規制・指導し原材料として油脂を使用した全ての食品にトランス型脂肪酸の含有率を明記して欲しい。私的には、このトランス型脂肪酸の動向を見ていこうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月12日 (土)

清水発・07年05月11日(金)  

反する風070511
昨夜の寒冷前線通過の影響が天気図では残っていて北の風が強くなると思っていたが、駿河区の家では弱い南の風が吹いていたので、釣り仕度をして三保へ向かった。070511_kaze_01久能海岸は御前崎から吹いていて多少波立ってはいたが釣行は出来そうだった。ところが駒越から見ると港の煙突の煙が北の風に煽られていた。日本平を挟んで全く逆方向の風が吹いている。 煙のなびき方が尋常で無いので、駒越中の海岸へ出てみた。070511komagoe_nami海岸ではそよ風程度の南東の風が吹いていて小春日和だった。しかし少し沖を見ると、北から南へ砕ける白波の先端が逆の風に煽られていて何かつじつまが合わない感じがした。070511_02komagoe_1 あの場所で釣行するのにはスパンカーを立てるよりスタンを風に向けたほうが波が打ち込むことは無いのかなど考えてしまった。もっとも「燕」では、このウサギの飛び交うあの場所に行くには厳しいものがある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 8日 (火)

07年05月07日(月)浜名湖・弁天

07年05月07日(月)
浜名湖・弁天 070507_03hamanaho_benten_akatorii
曇り後晴れ・西南西-4m・22度
波(m) 3メートル後2.5メートルうねりを伴う
日の入り    18:38
潮        中潮
干潮・潮位(cm)2:10(72) / 14:50(13)
渡船料  1000円
時間   13:00~16:00
 創立記念で休校の娘・姉・私で潮干狩りに行きました。070507_04hamanaho_benten_kasuitokuzyou 
 070507_02bentenzimaekikita_watasiba「さるかん」さんは腰痛のため、家でお留守番。
最初は親指の爪ぐらいの浅利を拾っていたら、船頭さんが「あっちの方を掘ってごらん」と指差して教えてくれた。
1人、おじさんが居たが膝上まで水に浸かっていたので、もう少し潮が引けるまで待つこしにしました。
午後2時半頃から太陽が顔を出して、潮も踝の上まで引いてきたのでその場所に行きました。
西風が強く、寒くてめげそうになったけどザクザク捕れるので、何時しか寒さも忘れていまた。
3人で20Lのクーラーボックスに一杯捕ることができました。
帰りの船で「二潮もすれば、大きくなるからまたおいで」と船頭さんが言っていたれけど一潮て何だろう、大潮のことかなぁ
 以上「スイカ」でした。

070507_01hamanaho_benten_sendou 070507_05hamanaho_benten_asari

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年5月 7日 (月)

貝毒

潮干狩りのシーズンに入り、今一度「貝毒」について考えた。「貝毒」には麻痺性貝毒・下痢性貝毒・神経性貝毒・記憶喪失性貝毒などがあり、前2つは日本で、後2つは海外で問題になっている。一般的に激しい下痢症状で2・3日で回復するが、以下の2例は注意が必要。
 麻痺性貝毒:ほとんどの二枚貝の中腸腺に存在する。毒性分はサキシトシンで、フグ毒のテトロドトキシン匹敵する。食後間もなく舌や口唇・顔面・手足と「しびれ」が広がる。対症療法でしか対応がなく、重症になると死に繋がってしまうので、この時点で医療機関を訪れ方が良いと思われる。
 ベネルピン:別名アサリ毒はアサリ・カキなどの中腸腺に存在し、1950年以降、中毒事故を起きていないために何故に貝が毒化するのか未だに判明していない。しかし過去に150名以上の死者を出している。特にその死者の大半は1942年の春と49年の浜名湖での食中毒でのことだ。同じ静岡県に住んでいる私たちは弁天の潮干狩りは定番になっているので、この毒は見過ごす分けにはいかない。症状が現れるまで丸一日以上を要し、倦怠感・悪寒・悪心・吐き気、特筆すべきは通常、蕁麻疹が出る場所に皮下に小さな出血斑が現れる。その後、歯茎などの粘膜出血し、口臭が強くなり、肝臓に影響を与えて肥大・黄疸、末は錯乱や昏睡状態になり1週間以内に死に至る。
 「貝毒」は貝自身が作り出す毒でなく、二枚貝が水中のプランクトンを漉し取り栄養源にしている関係上、渦鞭毛藻の有毒プランクトン(アレキサンドリウム)などを摂取した際に、その毒成分が主に中腸線に蓄積されていく。貝類は積極的に動き回る生物でないので水域の環境をまともに受けてしまう。彼らは冬場、海底の土の中で胞子の状態で潜んでいる。水温が11度あたりで発芽し、13~16度で増殖して水中に大量に発生し、時おり赤潮の原因になる。貝類の産地を有する各県の水産試験場では海域の監視をしている。
静岡県水産技術研究所・研究課題ページ 
   http://fish-exp.pref.shizuoka.jp/kadai/hamanako/211.pdf
 貝類は採るより拾うと言うように簡単に手に入れることができる食材で日本各地に点在している貝塚あるところから、石器時代から食べられていたことが分かる。特別な道具がなくても、木の実を拾うように簡単に摂取できる一番身近な蛋白源だったと思う。アサリは「漁る」・ハマグリは文字通り「浜の栗」・牡蠣は「掻き」・シジミは「ちぢむ」など現在に日常でも使う言葉に残っている。縄文人は「火」を使っていたので熱を加えると食中毒に掛かる確立がグンと低くなることを知っていたのではないかと思われるので、「貝毒」に対しても加熱により対処していたと思うが、毒によっては熱に強い毒素があるので、かなりの犠牲者が出たであろう。そして現代においては、貝の生食を寿司種で考えると中腸線が取り除かれていることから、時代を超えての経験から得とくしたものだろう。
 実際に貝を採取する場合は、地元の漁協が管理している潮干狩り地や海域で行う方が無難だろう。また、それ以外のでの採取は地元水産関係の情報を確認すると同時に赤潮が発生しやすい場所での貝の採取は十分注意すると言うより避けるべきだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »