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2007年4月16日 (月)

チャカ

 チャカと言っても拳銃のことではない、カセを曳く伝馬船にエンジンを載せた物を親父達はそのように呼んでいた。40年前には浜から直接に漕ぎ出す地引網など櫓を使う船も存在していた。他所では言わないらしくネット上でも、ほんの少ししかヒットしないので、多分チャカとは限定された地域の呼び名ではないかと思う。小型の曳き船をそのように呼んでいたもの分からないが、私は機械のカチャカチャする音から来ているのではないかと思う。
 清水港でのダンコ釣りに使うカセ船を何艘もチャカに繋ぎ準備が整うと釣り船屋の親父さんがエンジンの始動に掛かる。何時もカセに乗り込んでいたので間じかに見た訳ではないがクランクレバーをまわして掛けていたような気がする。煙突からドーナツのような煙を出してタンタンと単発特有の軽快な音を出して起動する。巴川沿いにある釣り船屋からカセを曳いて港内まで少し下る。現在、巡航で20ノット以上出るボートに比べ5~6ノットで進むチャカの音が、早朝の静けさの中で両岸の壁に反射し心地よいリズムを刻んでいたことを今でも覚えている。
 港でのチャカの印象は軽金前の貝島沖で停泊中の材木貨物船から丸太を降ろして海上で筏に組んで小型動力船のチャカがそれを港最深部にある折戸の貯木場に引いていく、作業内容は曳き舟だが大型船のタグボートよりは、1・2回り小型だったように思える。清水港の材木事業は昭和初期の折戸・貯木場完成から本格的に行われていたことから、私が見ていた時には既に40年以上の作業工程の歴史があったことになる。その筏の上に乗り作業をしている光景は時代劇で見る木場の現代版の様な雰囲気があった。時には巴川を運河にして上流の製材所に丸太運びに行き来していた。

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