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2007年2月27日 (火)

放流事業

 二昔前ごろに放流事業や栽培漁業は、それ以前の養殖業の欠点を補い、沿岸に生息する高級魚の稚魚を主に放流して自然の力で成魚にしてもらい、その後に回収する。データーを積み重ねて行けば放流を調節することで価格も調節できるとあって、画期的な事業だったはずだがこのところ余り世間の話題に乗らなくなった。
 私が思う要因の一つに回転寿司の影響があるのではないか。以前の寿司種(ねた)は、何百年に亘り職人が技や味を追求して芸術品の域まで達してしまった結果、最高食材に至り高額食品になった。ところが昨今の回転寿司は現代の食品工学を駆使し、世界中における幅広い食材を研究し低価格を実現させ、手軽に食せる食品にしたことにある。需要と供給のバランスはその時代の流れの中で成り立たせることは大変難しいことだ。
 単純に考えれば結果として、放流の対象となっている鮑や伊勢海老は続いているようだが鯛とヒラメは、成果は出たはずなのだが,採算が取れなかったと言うことなのだろうか、このところマリーナの桟橋でも真鯛の稚魚を見なくなった。
 船釣にとって鯛や平目は近場のターゲットとして人気があるので、魚影が濃くなると我々ような利益を追求するはけでもない釣り人には大歓迎だったのに、このままでは駿河湾北部の放流事業も途絶えてしまう気がする。
 流通食材ではないものとして考えると、清水港の黒鯛の稚魚の放流は、カセ舟の対象漁とあって30年前のことを考えると水質もよくなったこともあるが確かに成果が出ている。鮎釣りでは、鑑札の取得金を払うことで放流をする資金も得られるし、それにより魚影も濃くなり釣果も上がるので不満も無く鑑札制が成立している。たとえば沖釣りでは、由比沖の漁礁や三保沖の鯛場などの魚種のライセンスではなくポイントの利用料を支払うなどどうだろう。

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