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2007年2月15日 (木)

水銀

環境省ホームページの平成18年版環境白書に環境問題の原点 水俣病の50年が目に留まった。
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/hakusyo.php3?kid=225

 水俣病と言えば有機水銀が頭に浮かび、それと共に昭和45年ごろに日本国中のワイドショーなどで取り上げられていて、駿河湾も田子の浦のヘドロ公害が報道されていたことを思い出す。それ以前、小学生だった私には清水港のボーキサイトの山、火力発電所の紅白の煙突、蒲原の軽金属の水力発電用のパイプ、富士の製紙工場の煙突群から上がる煙が力強くてかっこよく見えた。
 水銀は、太古より地球に存在し自然環境の中で循環する、体内での半減期が70日、簡単に言えば常温で液体で蒸発をする、約マイナス40度で氷り、360度で沸騰する。まさしく水のような金属だ。殺菌性が強いので農薬として「いもち病」の特効薬として多く用いられたり、医療用にも「水銀軟膏」や「赤ちん」などに使われていた。
 駿河湾北部に面したところにアルミ産業と製紙産業がある、それぞれ共通して科学薬品の苛性ソーダが使われる。現在は塩水を電気分解して製造する際に、水銀を使用しないイオン交換膜法で行われているが、1970年の汚濁法以前は電極に水銀を使う水銀法が主流だった。散布された農薬とは違い施設で管理をしていたので大丈夫だとは思うが不安はのこる。 
 3,4年前に妊婦と魚の水銀の摂取量についての発表について食物連鎖の上位にいる海豚と発育が遅い深海魚をあげた、その時に私は何故にマグロが対象にならなかったのか疑問に思った。それよりも何も,今でこそ静岡中東部の妊婦による海豚の摂取量はないに等しいが、今から50年前の昭和30年ごろは逆にまだ妊婦に勧めていた。今更そのようなことを言われてもどうすることも出来ないが・・・。
 
もう少し深く検索してみました。

平成17年11月2日の薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会 乳肉水産食品部会
「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項」
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-03d.pdf

熊本大学学術資料 調査研究推進室 の 「水俣病からメチル水銀中毒症へ」
http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/suishin/mercury/

 世界屈指の深さを誇る駿河湾の恩恵に与って生きてきた私にはショッキングな数値でわあるが、冷静なって考えてみれば生物は自然界において水銀のある中で生存しているので排出機能が備わっている、だだ人間がその数を大幅に増やしてしまった。そして無機水銀を有機かえる微生物が悪いのではなく私たち人間が元々の原因を作った。現在においては、データーの積み重ねにより障害が起きる過程が明らかになっているので、良く理解をしていれば恐れることは無く自己管理ができる。
  水銀は今後も世代を超えて問題視されるだろう。四方を海に囲われている日本の食形態における海産物の割合は大きく避けては通ることが出来ない。ならば義務教育の中で教え、伝えて行くべきではないか。

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