風
愛艇を持てるようになった2002年の春より、天気図を見ることが日課になった。それまでは明日が雨になるかのだけで、気圧や風については、あまり興味がなかった。
4年間ではあるが天気図とアメダスによる駿河湾北部にある清水の風を見ていると、南に開く狭い谷のようになっているこの湾の奥には、海面から一気に3700m以上になる富士がある。南西斜面に港口が向いている清水は、温度差の影響か早朝から気温が上がるまでは富士山からの風で、その後は石廊崎からの風が多くなる。冬の風が強い日に富士を見ていると、高台の氷から冷気が降りてきているようだ。一日の風向きの予想が比較的に分かりやすいので釣行計画が立てやすいが、ただ難点は富士山からの風が強いと港から出ることが出来ないこともある。
昼過ぎになると、前線の通過や台風の影響がない時は南南東の風が圧倒的に多い。何かの本で読んだのだが、飛行場を作る際の条件に一定方向から吹く風があるそうだ。三保飛行場の滑走路が南南東に向いているのはそのてめだうか。
ウネリについては、広域の天気図で予想がつくし出港前に浜辺を見ると分かるが、沖に出て一番に気になるものは風だ。遥か沖からの台風などのウネリは波長が長いので流し釣りなどでは、波高が自艇の幅を超えない限り危険を感じることは無いが、それに風が加わると厳しいものがある。
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